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「お待たせ~!」
友達が待ち合わせたロビーにやってきた。
「あのさぁ、今日はデザートビュッフェだよね??」
お見合いパーティーと確信しているにも かかわらず 念のため、確認をした。
「えっ?!あー そうだったかな?」
何ですか?
その とぼけかたは!!
「お見合いパーティー……じゃないよね??」
「う~ん。お見合いパーティーでデザート食べ放題みたいな?」
「帰る!」
「わぁっ!!待って、待って!!奢るから!費用はすべて払うから!!」
「いや、だってお見合いパーティーなんて行ったこともないのにっ!!」
「気にすることないって!ちょちょいと話すればいいんだから!
それに、ここのホテルの有名パティシエが作ったケーキが食べれるんだよ。ねっ?」
ごくっ
思わず、唾を飲みこんだ。
この日のために、ずっと甘いものは我慢してきた。
ずっと ずっ~と!!
あの有名パティシエのケーキが食べれる。
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