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ステータスを見て、自分がノーネームであることを思い出した俺は、急遽黒猫の名前と一緒に自分の名前も考えることにした。
「うーん、名前か……よしっ、それじゃあ俺はこれから『カルマ』と名乗る。そしてお前は『ノノ』だ、どうだ?いいか?」
「にゃ!」
黒猫改めノノは人語を理解しているらしく大きく頷いている。
「そしてこれが一番重要な事だ。俺は人間でノノはネコだ、だが俺は主人とペットだなんて対等じゃない関係で居たくない。ノノは俺の初めて召喚の相手だったんだ、相応の扱いをするべきだと考えている。だから、ノノ、俺のパートナーになってくれないか?」
ノノはポカンとした後、ゆっくり意味を噛みしめて、そして大きく大きく頷いた。
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