3933人が本棚に入れています
本棚に追加
ここはカルマがダンジョンを造っている場所に程近い町のギルド、その入り口に青年が上を見上げて立っていた。
「ふん、ここが僕の華麗なる英雄伝説の1ページを飾るギルドか、薄汚くて高貴な僕には相応しくないな」
ズカズカと音をならしながらギルドに入った青年は、大声で不満をもらしていたためギルド内の全員に睨まれている。だが青年は死線に気が付いていない。むしろ勘違いをして進んでいく。
「(ふふふ、この場の全員が僕を尊敬の眼差しで見ている。)おい、貴様、少し聞きたいことがある」
青年はギルドの受付嬢に話しかけている。その瞬間、ギルド内の男の死線が一層強くなった。
「「「「((((俺たちのマリちゃんに手を出せばコロス))))」」」」
最初のコメントを投稿しよう!