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ノノを召喚した後俺はすぐに眠りに落ちた。
そして、次の日は空腹によって目を覚ました。なにせ2日間何も食べていないのだ。
「腹減った……よしっ、メシにするか」
「にゃ~にゃ~~にゃ」
メシと聞いてノノは嬉しそうである。
俺とノノはペタペタとてとてと、食糧部屋まで歩いき扉を開けると部屋は真っ暗だった。
「そういや照明を付けてなかったな」
俺はそう呟くと25ポイントを使用して寝室以外に外界と逆の時間帯になるよう太陽と月と同じレベルの光源を設置した。
少し明るくなって畑に目をやると、そこは………カオスだった。
「うわぁ…」
「………」
カオスである。畑の地面から細く長い茎が伸び、その先にスイカ、ジャガイモ、ニンジン、トマト等の普通の野菜から小ぶりではあるがサンマ、サケ、タイ等の明らかにおかしいものまで混じっている。
「考えたら負けか……」
俺は気にすることをやめ、すぐに食べられそうな野菜をとって寝室に向かった。ノノはお手頃な大きさの魚を口にくわえてカルマについていった。
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