出合い

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「さっきの人、カッコよかったなぁ…… 世の中にマンガの様な人もいるんだなぁ 名前聞いておけばよかった」 私はちょっと後悔しながら小走りで学校へ向かった。 「ハァハァ……間に合った~!」 ギリギリ間に合った春は、教室で一人息切れをしていた。 教室では男同士、女同士が固まってとても賑わっていた。 そこへジャージを着た、体育系の先生が入ってきた。 「よ~し お前ら今から入学式だ! 急いでホールに行って自分の座席についておくんだ 席はいけばわかるはずだ」 先生は伝達し終わったとたん教室から出ていった。 「も~、ホール行くなら最初からそこ集合にしてくれればよかったのに……」 私は息を整え終わり、ブツブツ言いながらホールへ向かった。 「な……長い よくあんなに台詞があるなぁ」 校長先生の話がすでに50分たっていて私は呆れを通り越して感心していた。 ようやく話が終わり入学式終了の挨拶が聞こえた。 教室に戻ると、隣の席の子が話かけてきた。 「あの……よかったら友達になりませんか?」 ポニーテールで笑ったとき、えくぼがでてとても明るそうな子だ。
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