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入学式ということもあり学校は午前中で終わり、春は一人家で暇をもて余していた。
「あぁ暇だ!
そうだ、この街をもっと知るために探検しとこうかな!
後々役に立つだろうし」
しかしこの決断がこれからの生活を大きく変えていくことを春は知らない。
「ふぅ~結構廻ったな!
あと、どこがあるかな?
ん?
あんなとこに道がある……行ってみよ」
春は徐々に人気がないところに進んでいて、周りが木々で囲まれていた。
不思議な道を見つけ気分がノリノリに進んでいる春に前から誰か降りてきた。
「おや?こんなとこに人が来るなんて珍しいですね
そこのお嬢さんどうしたんですか?」
眼鏡をかけているけれど、そのしたにはとても優しそうな顔があるのが分かった。
「私最近こっち来たばっかりなので探検してたんですよ
そしたら道を見つけたので登って来たんです」
春はここに来るまでの説明をした。
「なるほど……
だから堂々とこの道を来れたのですか」
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