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次の日、今日は土曜日で学校は休みである。貴弘は朝から清貴を呼び出し、昨日あった出来事を説明した。
「・・・ありえない。疲れてんだよきっと。タイムマシーンなんてどっかの狸ロボットじゃあるまいしあるわけないだろ」
「本当だって。じゃあつれてってやるよ、戦国時代に。」
非日常な出来事を信用せず、やれやれとため息とつく清貴を強引に部屋へ連れてきた。
「どこだよ、タイムマシーン。」
どうせないんだろとあきれたように問う清貴。
「・・・机の中。」
学習机の一番大きな引き出しを開けると、昨日と同じくそこには異空間とタイムマシーンがあった。
「すげぇ…」
清貴は目が点であった。絶対ありえないと高を括っていただけに余計に言葉も出ない。
はっと我に返った清貴は、どうしてこんなものがとか、タイムスリップできるのかとかいろいろ質問攻めにした。
しばらく話をしていたが二人はタイムスリップするということで意見が一致し、タイムマシーンに乗り込んだ。
「どうやって操縦するんだ」
「なんか年代を入れてこのボタンを押したらいつの間にかタイムスリップする。」
清貴は意外に簡単なんだなと関心していると、貴弘が手際よく数字を入れ、スタートボタンを押した。年代は、昨日と同じ1560年に行ってみることに。
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