エピローグ
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最後のドアノブをひねって力が抜けた泰は、その場に座り込んだ。 どこからも音はしない。ここはどこなのか。今は何時か。何があったのか。妻は、子供達は。 泰の頭の中に不安がどんどん重なっていく。その時だった。 ピッ 何かが起動した音だ。静かな空間だけに、音がよく響く。 泰は急いで音のなる方へ走った 。
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