プロローグ

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  家の庭に死体を埋めた。             それは今もそこにある。          まだ見つかっていないのは、雨が、風が、陽の光が、どんな方法よりも完璧に風化し隠蔽しちゃったからだと思う。            私たちが踏んづけてきた、きったないゴミの汁みたいな過去と一緒に。   ・
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