恋人

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翌日の撮影も順調に終わり、社長に言われた通り食事する事になっていた。 料亭という所だ。 静かな店内の奥に通される。 今日も個室だ。 「社長、遅れるって言ってたから先に飲み物頼もうか」 俊輔さんが言って、メニューを見る。 「うっわ、なにこの値段!」 衝撃だった。 「マジか!」 良輔も声をあげる。 「一流の料亭だからね。 俺も自分では行けないっていうか、行こうとしない」 思わず頷いてしまった。 結構広い部屋だけど、何人来るのだろう? お茶を飲みながら考えていると、なっちゃんが口を開いた。 「昨日のヒカルのブログ見てみた?」 「見てないです」 「見た方がいいよ? 良輔君も一緒にね」 そんな事を言われたら、見たくなる。 良輔も一緒だったみたいでスマホを出して見る事にした。
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