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詩論 - Ars Poetica(アルス・ポエティカ)
Ars Poetica(アルス・ポエティカ)
――日本語訳で意味するところの、『詩の芸術、技術』。
このArs Poetica(アルス・ポエティカ)とは、紀元前に書かれた詩に基づいた論文を指します。
ここから分かる通り、文や詩と云ったものは二千年以上もの長き年月の間、諸外国で研究され続けているものです。
文字や言葉は、勿論我々日本人の『日本語』と他の諸外国の言語とは大きく異なります――
ですが、物語や詩と云ったもの自体には文化の違いはあれど、その根本的なところでは同じものであると私は考えています。
『詩論』から――三つの有名な文学用語。
①In medias res――<物事の中途に>――
古代の叙事詩でよく使われた技法であり、物語を最初から語るのではなく途中(核心)から語り始める技法のこと。
②bonus dormitat Homerus――<良きホメーロスの居眠り>――
卓越した詩人といえど、繋がりのミスをおかすこと。
③ut pictura poesis――<詩は絵のように>――
文字通りの意味で、広義の「詩」は絵に対してするような細心の解釈に値するということ。
『詩論』:「Decorum(デコルーム)」
――詩作の形式に応じ、それに適した語彙と言葉使いをすることも重要な一つ鍵となっています。
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