阿呆正伝

１

俗にネトウヨと呼ばれる思想を持つその男は、ニュースを見て驚愕した。
あの中韓の傀儡であり在日韓国人と噂される民民党の小沢太一郎が、
代表選に名乗りをあげたのだ。

「くそっ……チョンめ……ついに日本を乗っ取る気か」

小沢の支配する日本――男は皆、毒餃子や寄生虫キムチの工場で強制労働させられ、女は９ｃｍのペニスに犯されエラの張ったチョウセンヒトモドキを産む機械にされる。
そんな地獄のような光景が鮮明に脳内で再生され、男は吐き気を覚えた。

「うっ……このままじゃいかん」

男は醜悪な妄想を振り払い、ニュースの続き――いわゆる２ちゃんねるのニューススレッドであるが、それを流し読みした後、さらに恐怖を覚えた。

『小沢総理誕生∩( ・ω・)∩　ばんじゃーい』
『ネトウヨざまあｗｗｗｗｗｗｗｗｗ』
『ウヨ憤死ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ』

「ホロン部の奴ら、もう沸いてやがる――！」

朝鮮学校の生徒が部活動に偽装したり、あるいは民団構成員がや朝日新聞社員たちが組織的に工作活動を行っていることは、２ちゃんねるでは常識レベルである。

その『ホロン部』と呼ばれる連中は、日本人の振りをして２ちゃんねるに反日書き込みを行い、
彼のような愛国者をネトウヨとレッテル貼りする卑劣な朝鮮人共である。と、いうのが男の主張だ。