幻想郷

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椅子に腰掛けながら、光は今の状況をまとめてみようと考えた。 気を失って目を覚ましたら別の世界に居ました。 うん、意味が分からない。この状況は説明できるようなものじゃない。 アリス 「光、貴方はなぜそんなに衰弱していたのかしら?」 光 「あ…うん、色々あったんだよ…」 正直答える気分にはなれなかった。なんせ相手は里利亜に似すぎている。毎日の行動を思い返せば情けなくてくだらない、惨めな自分を里利亜に晒すみたいで嫌だった。 アリス 「話したく無いならいいわ。別に深い意味はないもの。」 そう言われると少し悲しい気分になった。やはり嫌でも里利亜と姿を重ねてしまう。光は今日の所はアリスの好意に甘える事にして休んだ。
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