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「ねぇ翔平くん!昨日は突然キスしちゃってごめんね」
「えっ!?」
なにを今さら言ってやがるんだ!! 許すわけねぇだろっ!!
先生を振り返り睨み付けると更に話を続ける
「大人げなかったなって反省してるんだ…だから今日は二人きりで授業がしたかった…」
「ふんっ!あんたの反省に付き合わされたら俺がいい迷惑だよ!!」
困惑はしたけど怒り全開の視線を投げつけてやった !
すると俺を見て少し微笑んだかと思うと真剣そうな表情を見せた
「……補習は反省からじゃなくて…翔平くんを独り占めしたかったから」
「はぁ~!?」
反省をしてると謝った後の言葉に一瞬理解が出来なかった
でも次の言葉で言いたい事の意味がやっと分かった
「翔平くんとキスしたら…本当に君が好きなことに気付いた…だから強引なキスをしたこと…謝りたくてね…」
「……………。」
俺を真剣に思っていると知れば知るほど怖くなる
いっそうの事…軽い気持ちの方が救われた
「…俺は…アンタが………怖い…」
それだけ言うと教室から飛び出し混乱しながらも帰り道を急いだ!
なんなんだよっ!!
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