≪ 好きだ ≫

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「俺の目の届かないとこに行かれたら守りきれなくなる…いいな!」 「…南雲…」 小さく頷くと南雲も頷づいた… そして先生から俺を隠すように立ち塞ぐと黙って通りすぎる……と… 「おはよう!三人仲良く登校だね?」 「………………。」 振り向く南雲の物凄いガン飛ばしに何かを感じたのか…先生も冷やかに南雲を睨み返す 俺の怯えを感じてか何も知らない英祐が首を曲げた 「なんだ?この雰囲気…?」 「英祐…」 英祐も何かを感じたのかニッコリ笑って俺の手を取った! 「恐いから逃げるぞ!翔平」 「…え?」 俺の手を引っ張って走り出すとそのまま教室に向かう… 後に残された南雲と先生が気になって振り向くがきびすを返して歩きだす南雲を見て少しホッとした もし…南雲が先生を殴ったりしたら…退学になるかるかもしれない… それだけは絶対死んでも嫌だから…
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