≪ 好きだ ≫

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教室に入ると英祐がニッコリ笑って顔を向けた 「翔平!」 「…ん?」 俺の頭を撫でながら真っ直ぐに見つめてくる 「何があったか聞かねぇけど俺は一生お前の味方だからなっ!」 「………英祐…」 泣きそうになった… 何も聞いてこないのは英祐の優しさだ 南雲とは違うコイツなりの優しさに心が熱くなった… 俺には英祐も南雲も…味方はいるんだ… 涙が出そうになったけどグッと堪えた! もう泣いちゃダメだっ! 今泣いたら南雲も英祐も心配する… 「英祐ぇ!!お前はやっぱイイヤツだぁ!!」 「改めてわかったか!いつでも甘えろっ!」 お茶らけてニヒヒと笑った頃、南雲が教室に入ってきた…
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