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やっと現実に戻ると先生が俺を見つめていた…
「どうしたの?ボーっとして…まるで失恋でもしたみたいに」
…失……!?なに言ってんだよっ!!
「べつに!!なんでもねぇよ!!ただ…昨日…あんま寝れてねえから…寝不足で…」
寝不足なんて嘘っぱちだけど南雲の事で悩んでるなんて思われたくなかった…
「…で?どこが分からないの?」
「…え?」
咄嗟に出た言葉だったから分からない場所が分からない…
「えーっと…」
パラパラと教科書をめくり始めた俺の手を先生が止めた…
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