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「俺の気持ち知ってるくせに…ヒドイよね」
肩に手を回すと耳元に口を近づけてきた…
みんな見てるのに…やめろ…
「言ったでしょ?君を手に入れるためなら何するか分からないって…」
小さく囁く声は俺にしか届かない…
クラスのみんなは気にもしてないようだけど…南雲は違う…
「このままここで君にキスしようか…?」
肩に置かれてる手がゆっくりと撫でて動く…
「や…やめて……ごめんなさい…先生…」
震えながらなんとか許しを乞うと背中を叩いて授業に戻っていった…
「……………。」
怖くて…
どうしたらいいか分からなくて…
授業が終わったのも気付かないくらい頭の中が真っ白になった
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