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「翔平くんがなに言ったか分かんないけど俺達の関係は家庭教師してる時から続いてるんだから…」
「ふざけるな!!桐野はお前を怖がってんだろうがっ」
な…なに言ってんだよ…先生
強張る体を何とか動かしてドアに近付くと割れたドアの窓から二人が微かにみえる…
「“普段は恐いけど俺にだけは優しい”…か…君の事だったんだ…」
「はぁ~?」
ニヤリと笑うと挑発的に言葉を続けた…
「…君に助けを求めてるなら…ライバルってことだね?好きなんだろ?」
「お前バカかっ!!好きなわけねぇだろっ!!!」
困惑する南雲を楽しむかのように更に言葉を続ける
「それじゃあ…なんで君は仲の悪いはずの翔平くんをそんなに庇うのかな?」
「え…?」
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