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「ひょっとして…もう抱いたとか?だから気になるんじゃないか?」
…抱いた……雪山……
頭に鮮明に浮かぶ山小屋での出来事…
…南雲も今おなじ事が浮かんでるに違いない…
慌てたように声を荒げて否定をした
「な……バカな事……!!」
「ふ…そっか!君も抱いたんだ?あの子…綺麗だったでしょ?」
君も…って…何言ってんだよ!
誤解されるような言い方すんじゃねぇ…
“違う!!何もされてないっ”
そう言って飛び出したかったけど…あの時の雪山の出来事を思い出してる今…どんな顔していいのか…体が言うことをきかない…
「黙れっ!!勝手な事言ってんじゃねぇよ!!」
「否定しなくてもいいんだよ!わかってるから……虜になったろ?感じてる時の彼…色ぽい表情するもんね?」
やめろぉ!!
…そう言って声を出そうとした時だった…
バキッッ!!
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