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「おっす!南雲」
玄関を出るといつものデカイ後ろ姿…
一瞬涙が出そうになったけどグッと堪えてテンションアゲアゲで話し掛けた
「昨日言ったのにまた髪ハネてんじゃん」
あははっと笑う俺に微笑んではくれない…
「桐野…お前またなんか隠してねぇか?」
いつもより低い声で言われると…ゾクッと震えた…
英祐といい…南雲といい…なんで分かるんだよ…
「うーん…いいコトがあったんだ!それにもう半月くらいで内海先生ともオサラバだろ?気持ちが軽くなってさ」
「…………。」
何とか明るく言葉を交わすけど南雲の探るような視線に思わず目を反らした
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