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とある惑星で、人類は宇宙開拓を始め、初めて地球外生命体を発見した。
艦に乗っていた乗員、7名は地球と交信し、それを報告し、リアルタイムで撮影している映像を地球に送った。
カメラを持っている宇宙服に身を包んだ男。
宇宙服と言っても、それは西暦約2000年に使われていた白い服ではなく、白い鎧だった。
そして彼は歓喜に満ちた声でカメラで撮った映像を見ている、地球にいる人々に話し掛けた。
「見てください。我々は西暦2247年に漸く、地球外生命体を発見しました。虫のような姿をしています」
男は地球外生命体にゆっくりと近付いた。
無重力のため、ゆっくりとしか近付けないが、確実にその距離は縮んでいく。
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