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「距離15メートル。彼らも私達に気が付き、こちらを警戒しています」
地球外生命体の顔らしき部分が男に向いている。
男は襲われるのではないか、とは一切考えず、コンタクトをとった。
カメラを左手で持ち、右手を振る。
「今手を振っているのですが、たじろいでいます。怯えているのでしょうか?もう少し接近してみます」
そう言って男は、一気に地球外生命体に近付いた。
それは好機と思ったのか、自らも男との距離を詰めた。
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