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「もうっ!朝っぱらから空気を暗くしないでよぉ!ほら見てよ今日はいい天気だよ?それなのにこんなにうじうじしてても仕方ないでしょ」
日差しを思いっきり浴びながら笑顔でそう彼女に言ってやった。
「ふっ…それもそうね。さてとじゃあ少し早いけど支度しましょうか。私はノエル起こして朝ごはんの準備するから、シズクはシャワー浴びてきなさい」
「珍しいね先に譲ってくれるなんて」
いつもは一番乗りを決める彼女、多分気を使ってくれているに違いない。
「さっきのお詫び。それにシズクあんた寝汗酷いよわ?」
その予想通りの言葉と、予想に反した言葉に私は自分の体を見渡す。
確かに体が軽くべたついてる。
「うへっ!ホント…。じゃあお言葉に甘えて先失礼します」
「ふふふ、どうぞ」
彼女の顔にようやく笑顔が戻った事に安心をおぼえながら私は自分のタンスに着替えを取りに経由しつつ、早足に洗面所へと向かった。
寮の部屋にはバスタブは流石にないが、それなりの広さのシャワールームが着いている。
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