1人が本棚に入れています
本棚に追加
リビングの扉が開いた。
私の緊張は最高潮。
「優心、あなたの新しいお父さんになる理人(まさと)さんと、
新しいお兄ちゃんになる颯人くんよ」
恐る恐る顔を上げてみた。
「あ…」
こんにちは。
そう言おうとした筈なのに、言葉に詰まってしまった。
「こんにちは。
君が早織の娘さんだね?
これからよろしく」
「こ、こんにちは。
杉宮優心です。
よ、よろしく、お願いします…」
なんでこんなにおどおどしてるんだろう自分。
自分で自分が情けなくなってしまう。
最初のコメントを投稿しよう!