孤愁の彼方に君がいた

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先日突然降り、地面を覆った雪もあらかた溶けていた。 息は白くなるものの、風が弱いために寒さはあまり感じない。 ……それどころか、怒りのために暑さをかんじる。 まだクリスマスでもないのに、辺りに散らばった光に群がるリア充どもが俺に、 「あぁ一人なんだ、寂しいね」 的な哀れみを帯びた目で見てくる(被害妄想) 心の中で叫ぶ 「余計なお世話だ!」 その時、視界の先に、俺と同じような女子の姿があった。 ただ絶対的に違うのは…… その容姿だ。 ━━━━━━━━━━━━━ 【承】油性マジック
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