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「って事があったんだけど…ぐふぉあ!!」
殴られた。
「兄さん、それは最低ですよ!」
「えぇ…鈍感ハーレム野郎よりは幾分かマシだろ…」
「そこ、じゃありません!私の為にファーストキスを取って置かなかった事です!」
取り敢えず殴り返した。
「誰が妹なんぞに取って置くかよ。殴られ損じゃないか…」
「……どっちにしても…気づいていて、それに応えない方が気づいていないよりも最低…」
いつも以上に饒舌なレイラに怒られた。
「……でも…私にキスしたら最高…」
顔をこちらに向けて目を瞑るレイラ
「しないから…」
何だかんだでボクも連並みにハーレムを構築してきてしまっている。
で、まぁコイツ等はそういうスキンシップが露骨過ぎるので、当然ながらコイツ等がボクをどう思っているのかは分かる訳で…
ゲームじゃあるまいし妹が恋愛対象になる筈も無く
アリアの時とは違いちゃんと振っているのだけど…
コイツ等の態度は変わらず…
どんなに冷たくあしらっても無駄だった。
「取り敢えず、ふざけるのはこのくらいにしてくれ…」
「うん」
「……分かった…」
「お前らは、ここで待っててくれよ」
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