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早速、召喚してみよう。神の召喚、どんなリスクがあるか分からない。
少しでもリスクを減らす努力をしよう。
「性格カスタマイズ。純真。マスターへの憧れ・好感を付与。羊皮紙の特別ボーナスを利用してナイアルラトホテップを召喚!」
元々、召喚モンスターは絶対服従なはずだ。しかし相手は混沌を愛する神。神話上では人を破滅に導く恐ろしい存在である。召喚には念を入れる。
『性格カスタマイズにより10P、羊皮紙の特別ボーナスを使用してナイアルラトホテップを10Pで召喚しますか?』
「承認!」
さてどんな物が出てくるか?
正直、クトゥルフ神話をよく知らない。
可愛い女の子だといいななんて思ってました。
しかし、そこに現れたのは蠢く巨大な肉塊。そして肉塊からは触手、鉤爪、手が沢山出ている。
きっ…きしょいいいぃよおおおぉぉ!!!
狭い部屋の中には、溢れんばかりの巨大な肉塊と全裸の俺。
つまり、どうなるかというと…
全裸の俺が肉塊に包みこまれるという状況になる訳だ。
「ウオオオオォン!」
「ぎゃああ!!そこは駄目え!」
鉤爪が当たらないように配慮してくれているから敵意はないんだろう。
明らかにミス。相手の形を確認せずに狭い部屋で召喚した俺が悪い。
顔は肉塊から出てるから窒息はしないが、ものっそい身体をまさぐられている気がする。
触手が俺の大事な所を特に重点的に弄ってくるは気のせいだと思いたい。
早く何とかしないと…越えてはいけない一線を越えてしまいそうだ。
「んっ、あっ…ぎもっぢいいいぃぃ!!!」
人が越えてはいけない大事な一線を軽く飛び越えました。
「はあはあ…!部屋を拡大!中部屋(中)に!」
『小部屋(小)を中部屋(中)に40Pを消費して行いますか?』
「承認!」
すると部屋が大きくなった。これで肉塊から解放されるだろう。
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