その1

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昔々あるところに、 おじいさんとおばあさんが暮らしていました。 おじいさんは山へ柴刈りに、 おばあさんは川へ洗濯に出掛けました。 おばあさんが洗濯していると、川から大きな桃がドンブラコッコ、スッコッコと流れてきました。 ところが、おばあさんは洗濯に夢中で気がつかなかったので、桃は 「ダメだこりゃ」 と言って流れていってしまいました。 桃にやっと気がついたおばあさんは、 「イカリヤ長介か」 と言いましたとさ。             おしまい
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