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空の上には様々な星がある。水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星。我々は幾多の時を経て文明を築き上げ、1957年、ソ連が10月4日に人工衛星・スプートニク1号が打ち上げに成功し、次にソ連がある人物をボストーク3KA-2に乗せて世界初の有人宇宙飛行に成功した。そう、ユーリ・ガガーリンである。彼の言った言葉
「Небо очень и очень темное , а Земля голубоватая 」(『空は非常に暗かった。一方、地球は青みがかっていた』)
ソ連の人工衛星打ち上げを火種にアメリカ、中国、日本と我々は空へと意識を強め、宇宙の様々な星の開拓へと帆を漕ぎ出した。人類はネオフロンティア時代への入口に踏み出していた・・・・・・・そのパイオニアを親に持つ川岸にて寝転んでいる彼がこの物語の主人公である。さあ、どんな話になるのやら?
空「・・・・・・・・・・宇宙、自分の名前の由来になっているけど、ふあ、空はいいよな~。気ままで」
誰もいない通学路の途中にある至って普通の河岸、鞄を放り投げて寝転ぶ空は風で流れていく雲を見つめ、彼はNASAに呼ばれて仕事をしている両親や姉、兄が宇宙に関する
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