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今年の年末年始は、ジュンちゃんの実家でお手伝いをして過ごすみたいです。でも、うちの両親も帰ってこいって言ってるから何処かで顔を見せに帰るかもしれません。
なんかやっと理想的な正月の過ごし方が出来るようになってきました。居場所がある実家で伸び伸び過ごすって言う。15歳くらいから、こうだったらいいな、の理想が15年経ってやっと叶う、って言う。長かったな。
ジュンちゃんは、うちの父母が意外にもジュンちゃんを受け入れモードになっていることに、嬉しい反面ちょっと複雑みたいです。
「前は、大志が実家に絶縁されて天涯孤独の身になったから、しょうがなくうちに養子にもらう計画でいこうと思ってたんだけど、そう上手くいかねえな」とブツブツ言ってました。
ジュンちゃんは、やっぱり僕と戸籍を一緒にしたいみたいで、でも親子になるのは嫌だから、親父さんに頼んで自分の家に僕を養子として入れたいみたいです。
それだと、遺産の相続とか色んな権利関係が発生するから無理だろって僕は思ってたんですが、親父さんもジュンちゃんのことがかわいいみたいで、ジュンちゃんが不憫な思いをするのは嫌らしく、僕を家にどういう形で迎え入れたら一番いいか考えてくれているそうです。なので、お正月は、両家家族会議になりそうです。
うちの父母もジュンちゃんち家族も、反対しても始まらないから受け入れて、どうしたら一番いいか考えようって体制になってくれたのは非常に喜ばしいことです。
正直、僕が隼哉の男だったから、というのはあると思いますが。鴻介さんの男だったら、今頃つまみ出されて隼哉の家の敷居をまたぐことすら二度と許されなかったと思います。
働き者で、家族を大切にしてるジュンちゃんの言葉だからこそ説得力があるんですよね。
ジュンちゃん様様です。
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