1章

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それに比べて私はただのOL。 須佐は遠い世界の人になってしまった。 まぁ、高校を卒業してから一度も連絡取ってないけどね。 「……はぁ」 思わずため息がこぼれる。 私達はただの友達でどっちかが片想いしてるなんて事もなかった。 家への道のりを重い足取りで帰る。 大学に進学してその後就職。 平凡な人生のレールに乗ったもんだ。 「君が……旭?」 「?」 突然、名前を呼ばれた。 後ろを振り返ると。 「え」 どこかで見た事があるような金髪碧眼の外人さんが立っていた。
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