もしも世界が変わったら。

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「ねぇ~。たまには私の相手してよ。」 「ん~?なんや、大胆なお誘いやなぁ~。そんなに俺の愛が欲しいんかいなぁ~。こんなとこでサチったら、や・ら・し。」 「…あんたは万年発情期か…。」 此処はまだ暗い早朝の道場。 今日は沖田は風邪にてお休み。 ゆっくり素振りで時間を潰すつもりが、任務が終わり朝風呂を済ませた山崎の登場で、気分は下降気味。 この男は何を話しかけても、返事はエロい。 精神集中も糞もあったもんじゃなかった。 ホカホカの昂揚した身体にはだけた着流し、濡れ滴る髪…。 チッ…野郎のくせに無駄な色気を、朝っぱらから垂れ流しやがって…。 素振りをする幸華の真正面に、肩肘ついて寝転がる不謹慎男に苛々は募る。 視界に入らないよう反対を向くと、わざわざ起き上がり幸華の眼前へ移動を繰り返す。 「だあぁぁぁ〰っ!!あんた一体何がしたいの!?邪魔!?邪魔して楽しんでんのかっ!?」 木刀を投げ付ければ、寝転がった姿勢で見事に受け取ってみせた。
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