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「何故フームが持っているのだ?」
「ブンとカービィが取引しているのを中断させて返してもらったのよ。」
…やはりカービィか…。
ブンの指示でやったのだろうな。
「フーム、それを返してくれないか?」
「いいけど、あなたが出てこないと返せないわ」
「……;」
確かにそうだ。
しばらく考えると、ドアの隙間から手を出した。
フームは苦笑すると、仮面を返してくれた。
「すまない…。」
「いいのよ。それより、何で仮面をカービィに取られたの?いつものあなたならありえないことよ?」
「それが…。私が眠っているうちに取られたらしい。」
ドアの向こうから苦笑している気配が伝わって来る。
仮面をつけたことを確認すると、ドアを開けた。
「えっ…?」
「…ッ!」
ドアに全体重を預けていたらしく、フームがこちらに倒れて来た。
私はとっさに手を伸ばし支えようとした。
しかし―
ドンガラガッシャン
体格の差から、一緒に倒れてしまった。
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