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「フーム…。大丈夫か?」
「な、何とか…。」
怪我はないようだ。それにしても…
「重い…。」
「あっ!ごめんなさいっ!!」
私の言葉に、慌てて立ち上がるフーム。
彼女がどいたので、私も立ち上がろうとして…白銀の物体が床に落ちた。
カラン
「あっ…!」
「!!」
どうやら倒れたときに仮面のベルトが外れたらしい。
私は左手で顔を隠しつつ、すばやく仮面を拾い後ろを向く。
ベルトをしっかり締めたことを確認すると、フームに向き直った。
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