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しばらく会話がないまま歩いていたが、フームが口を開いた。
「メタナイト卿、元気?」
「元気だが…いきなり何だ?」
「うそ。最近寝てないでしょう?」
一瞬メタナイトの歩く速度が落ちたが、何事もなかったように速度を戻し、わずかに先に進んだフームの横に並んだ。
実を言うと、フームはメタナイトが最近徹夜をしていることを知っていた。
それによって相当眠いはずなのに、メタナイトはデデデに押し付けられた仕事を文句も言わずにやっている。
フームはそんな彼の体調を心配しているのだ。
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