仮面の真実

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今日の朝は何かが違う。 部屋の中がいつもより明るいのだ。 私の部屋は、全体的に和風にまとめてある。 洋風な城の中なので少し無理があるが、うまく統一している。 電気は裸電球なので少し暗いはずだ。 それと仮面で視界が僅かに遮られているはずだが、今は見事にOPEN。 ふと不安になり、自分の顔を触った。 しかし― 「…仮面がないっ!?」 冷たい鉄の感触を期待したのだが、触ったのは、自分の素肌だった。
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