仮面の真実

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すべての引き出しを調べた後、スペアの仮面は持っていないことを思い出した。 部屋の鍵を厳重に閉め、カーテンも締める。 外に出る訳にはいかない。 もう一度部屋の中を探すのと同時に、昨夜のことを必死に思い出そうとした。 …そーいえば、カービィが好奇心で私の仮面を取ろうとしていた気がする。 もしカービィが犯人だとして、取り返そうにもこんなに朝早くに城に居るはずがない。 私は思わず頭を抱えた。   トントン 「メタナイト卿、いる?」 部屋の前にフームが来た。 普通なら喜ぶべきことだが、今はまずい。 非常にまずい。 だが、いつまでも黙っている訳にはいかないだろう。 私は腹をくくってドアに近づいた。
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