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もう少し静かにしてくれないかなぁ…
ゆっくり見たい…
あたしの習慣…となりつつあるものの邪魔をしないで欲しい。
「えーただぼーっとしてただけだよ?それよりさ…」
あたしは頑張って話を剃らそうと、美雪にとっておきの情報を与えた。
「2―Aの中田君。昨日彼女と別れたらしいよ?」
「えーまじで!?嬉しい!これであたしにもチャンスが来たってことかぁ…!」
そう、美雪は中田君が好きなのである。
高校に入って、初めて言葉を交わしたのが中田君で
その爽やかさに一目惚れしたらしい。
「ちょっと中田君に会ってくる!」
と言って、美雪は教室から出ていった。
あたし達のいる2―Dと2―Aは階が分かれている。これで当分は、騒がしいやつが来ない。
よしっ成功!
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