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「なぁ慎二、黒き部屋って知ってるか?」
学校から帰る途中、友達の木村健介が不意にそう言った。
「何それ?」
「なんかインターネットのゲームらしくて、そのゲームを開始すると、呪われて死ぬんだって…」
「どうせ、馬鹿が流した。都市伝説だろ。下らねぇ、そんな暇あんなら勉強しろよ。」
そう言うと健介は顔を歪めた。
「お前はオレの母ちゃんかよ。まぁ良いや、じゃあな慎二。また明日。」
「おう、じゃあな。」
オレは手を振って慎二と別れ家に向かった。
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