594人が本棚に入れています
本棚に追加
/208ページ
警察官は電話先へ。
「…来たか…。」
「異常事件対策課の“神埼(カンザキ)”です。
“高島(タカシマ)”さん、何か分かりましたか?」
神埼は高島に挨拶。
40代前半だが、髪は少し明るく
性格も若々しい。
コーヒー片手に白衣を纏う、
そのまま高島は神埼を別の部屋に案内する。
飲みかけのコーヒーを一気に飲み干し
部屋の隅の机に置いて高島は進んでいく。
「興味深いことが起きているな。
今回の事件の加害者は面白いぞ。」
高島は笑いながら進んでいく。
「今回の“被害者”は基本的に健康的だったが…。
ほら、交通事故を起こして自殺してしまった人がいたろ?
その人は少し変わっている。」
「…加害者側の死体が異常か?」
「ああ、まだ二人だが
脳に異常が見られてな。」
「脳に…。」
「来てくれ!」
高島は神埼を案内していく。
奥にパソコンと繋いである
スクリーンがある。
最初のコメントを投稿しよう!