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今日も俺は仕事に出かけていた。
工場に向かっていく。
機械点検がいつに無く丁寧に行われる。
《…まったく…、
…機械があんな風に…。》
俺は機械を見る。いつも見ている通りだ。
つまり“正常”だ。
《…しかしな…、機械を信じていいのか?
…いや…むしろ俺が“異常”で
機械の異常に気づけていないのか?》
俺は自分と機械とにらみ合いをする。
「おい、動かすぞ!!」
「は、はい!」
俺はもう一度確認し機械が“正常”であると
判断し、作動させた。
今日は正常に起動させている。
今日はいつもより業務が少ない。
俺の頭の中は今日も渦を巻きながら帰っていく。
そしてアプリを確認する。
「…?
異常事態を避ける、識別法?」
俺は記事を確認する。
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