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俺達に依頼されていたフレームは
植物や施設に触れてもよく、
水などに負けない
植物の剪定を行う機械のアームに
使われることになった。
《…なるほどな……
このアームの上部から先端を囲むが…
角ばっているよりも丸いほうが良いのか…。》
俺はそんなことを思っている。
そしてフレームは無事に取り付けられる。
しばらく試運転されたが
どうやら問題は無いようだ。
「…ありがとうございました。
この栽培がより普及したあかつきには
ぜひお願いします。」
「こちらこそ。」
挨拶を終えてこのフレーム仕事は終わりだ。
後は戻っていつもの様に仕事だ。
以前の事故から確認は二人になったこと以外は
特に何の変化もない。
《…機械をロボットが作るようになって…
…今度は生物を機械が作るのか…
……そのレベルに人間はついていっているのだろうか?》
俺のそんな疑問が徐々に
形になっていくのだ。
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