○今日からエロース?②○

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「ふう…」 仕事が一段落し、太中先輩と休憩中。 コーヒーの薫りがたまりません。 「…ごほん。今、いいか?」 そこへ、ぎこちなく寺河さんが顔を強張らせやって来た。 「なんだなんだ?カッテ~よ。カチカチじゃねえか。リラックスしろよな」 「うるさいっ!いや…昨日はすまなかった。礼を言う」 寺河さんは俺達に頭を下げた。 「ちょ…そんなの…」 「そんなの腹の足しにもならねえからいらねえ。上げろ上げろ。慣れねえことすんなって」 太中先輩の物言いに『おまえには確かにそうだな』と寺河さんは頭を上げる。 「陽向くんや裕太郎くんにもよろしく言っておいてくれ」 「了解ッス♪」 俺の反応を見て、少し緊張が解れたようだ。 「んで……どうすんの?これから」 「次の日曜に彼の実家へ挨拶に行く」 俺の心の中では、俺が『よっしゃー!』とガッツポーズを作ったが、太中先輩は心の中には収まらす、大声を上げてガッツポーズをした。 当然、寺河さんにたしなめられたんだけどな。
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