○今日からエロース?②○

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「『HEY、兄貴ぃ。YOUの恋人はメンズかい?』ってか?どんなノリで聞きゃあいいんだよ。真面目な話なんて、兄貴とした記憶がねえんだよ…」 「じゃあ男だったら、結局反対するのかよ?自分は味方のような調子のいいこと俺に言っといて!」 だんだん俺も熱くなってくる。 「は?誰も『反対する』なんて言ってねえだろうが!話を最後まで聞けよな!」 当然のことながら、裕典だって熱くなり立ち上がる。 「それならどっちだってこだわる必要ねえじゃねえか!」 「反対しねえけど、色々下準備が必要なんだよ!」 「何の下準備?」 声のした方を見ると、裕太郎が壁にもたれて立っている。 「おまえ…なんでここに?」 「それはこっちのセリフだよ。兄貴こそ何しに来たんだよ?」 話を聞いていたのか、裕太郎は若干裕典の出方を警戒しているようだ。 「俺は…その…天道家の為に肉体労働をしたところだ」 「オーバーに言ってるけど、どうせ、ハルちゃんの買い物袋を持った程度じゃねえの?」 やっぱり裕太郎には敵わないようだ。
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