○今日からエロース?②○

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「…ってな結果報告。とにもかくにも、俺のおかげ。はい、リピートリピート。カーッカカカカ…」 今日の話をいち早く教えに来てくれた裕典は、得意気に反り返り高らかに笑う。 「いや、兄貴は手をあげただけだろ。じいちゃんと…特にばあちゃんの力だよ」 「ば…バカか、おまえ。手をあげるタイミングと角度、ならびに声の大きさ全てが合致しないとダメなんだよ」 否定的な裕太郎に、裕典はムッとした顔で応戦する。 「やっぱ、ばあちゃんは味方に付けて正解だったなあ」 甘いココアに『ふーっ…ふーっ』と息を吹き掛けながら、目だけ裕典の方に向ける。 「おまえ、いつの間に二人に…しかも相手が男だって言ってあったのか?」 「俺は『裕次郎兄貴がマジで惚れた相手だけど、親父が反対するかも…その時は助けてあげて』って頼んだだけ」 裕太郎はしれっとした顔でカップに口をつけ、ゆっくり味わう。 「そんなら、やっぱり裕典は手をあげただけなんじゃ…」 冷ややかな視線が陽向より注がれる。
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