○今日からエロース?②○

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『俺は彼、裕次郎くんと…これから先の人生を共に歩んでいくつもりです』 『はあ?寝惚けているのか?よく見ろ、彼は男だ!おまえも男だろ!』 『はい。同性同士です。それが何か問題でも?』 落ち着きすぎている様が気に入らないのか、兄達はさらに烈火のごとくまくしたてる。 『目を醒ませ!このままでは寺河の名前…延いてはテラカワフーズに傷をつけることになる』 『スキャンダルにすらなりかねないのがわからないのか!』 『人として、一人の人間を好きになることが、そんなにも責められるべきことなのか、不思議でしかたない』 表情すら変えない寺河さんに、兄達は裕次郎兄貴を見る。 『綺麗な顔を武器にどうやって弟を騙したのか知らないが、いくらなら縁を切る?』 『えっ…』 『兄さんっ!』 『おまえは黙っていろ!』 寺河さんの制止を押さえつけ、兄達は裕次郎兄貴へと近づく。 『君には悪いけど、弟と別れてもらいたい。今すぐにだ!その為に金を払うと言っているんだ』 『父さんも母さんも…同意見だよな?』
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