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「こっ…今後ってなんスか?ちょ…俺の経験値は、たとえ18で止まって上がってなくても、太中先輩より抜群に高いッスよ!」
「だって俺もお前も…男との間では“0”だろ?」
『ふぅ…』と細い息を吐き、『身近に経験者がアイツ以外いねえだろ?』と顎をつまみ考えている。
「そっ…な予定は…ない…ッスよ…お、俺は…全然…今のとこ」
全身で否定するそんな俺を、チロリと上から見下ろす。
「…………あ、でも天道は俺よりは少しリードかなあ。“本番”がないだけで♪」
「なっ…」
俺の驚いた反応に『にょほほほ…』と“オクサマ笑い”のように、口を押さえほくそ笑んでいる。
「毎朝、熱烈モーニングキスでお目覚めだし、日常的にスキンシップのオンパレードだし、お風呂も一緒に入ってとか…あと残すは“本番”オンリーってか?」
「いいぃぃぃっ!?ってか、なんっ…」
「だって俺、一応裕太郎くんと…なワケだし、当の陽向くんとメル友で心の友だから」
足が前後に180度開くんじゃないかってくらい、滑りそうになった。
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