○今日からエロース?②○

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「………風呂は…毎日も入ってないッスよ…念のため…たま~にッス…本当にたま~にで…聞いてるッスか?」 「はいはい♪」 太中先輩は横を向き、肩を震わせている。 「毛が生えてきた頃から入りたがらなくなったくせに、この一年くらいでまた入りたがって。でも、『入った』っつっても…えと…何回か忘れたけど、本当に数えるくらいで…」 「わかったって」 「俺から『入りたい』って言ったワケじゃないッスからね。アイツが拗ねるから仕方なくッスから!ここ大事!はっきりさせとかねえ!いいッスか?仕方なくッスよ!」 「ぶはっ…ぶふふふふ…わかったわかった」 よほど俺が可笑しかったのか、吹き出し口を押さえ笑いを堪えている太中先輩を睨みながら、俺は午後の仕事へと向かった。 だけど、裕次郎兄貴だよ。 毎日毎日… 寺河さんと一緒にいたい一心で。 健気過ぎて涙が出そうだよ。 どうにかなんねえのかなあ… 裕次郎の想いと願いを叶えてやりたやよ。
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