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家事を一通り終わらせ、昼前に陽向と買い物に出ようとしたら―――
「よっ、暇そうな野郎共」
いきなり裕典が家の前にいた。
「暇じゃねえよ。今から陽向と買い物に行くんだよ」
「偶然だねえ、俺っちもなの」
「………俺はまだ１８じゃねえから、裕典の行く店には入れねえな」
「ぶはっ…ぶふふふ…」
吹き出した俺を裕典は『んにゃろ～』って睨む。
「俺っちは今日は、大人のコスや玩具の店とか、アダルティーなお店に用はねえの」
「普段は用があるんだな…」
「俺っちが？ナイナイナイ…ハルじゃあるまいし」
「なんで俺だよ！」
いきなり巻き込みやがって…
おかげで陽向には『いつ行ってるんだ？』って訊問される始末。
「いつ行くんだよ？俺の部屋にそんなグッズねえだろ？」
「いやいや陽向が知らないだけで、ハルってば案外マニアックなとこあるからさあ。そりゃあ昔は…」
「わあぁぁぁ！！おまえはいったい何をしに来たんだ！」
裕典の口を手で塞ぎ押し返す俺を見て、陽向さんの顔がひきつっている。
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